室内の写真がオレンジになるのはなぜ?
暖かく居心地のいい部屋で撮ったのに、写真が一面オレンジ。自分の目にはオレンジではなかったのに、カメラにはそう見えていた。その差の話です。
光には色があり、脳がそれを消しています
光は中立ではありません。ろうそくは濃いオレンジ、白熱電球もオレンジ。曇り空は青く、日陰はとても青い。これをケルビン(K)で測ります。数字が低いと暖かいオレンジ、高いと冷たい青です。
脳はこれを自動で、絶えず補正しています。日の当たる街から電球の部屋に入っても、白い紙は白いままに見える。実際は違います。脳が仕事をしていて、それを教えてくれないだけです。
カメラに脳はありません。そこにある光をそのまま記録します。暖かい電球の下では光が本当にオレンジなので、写真も本当にオレンジになります。
写真が間違っているのではありません。脳が静かに消してきた光の色を、そのまま見せているだけです。
ホワイトバランスは、脳がしていた仕事を代わりにする設定です
ホワイトバランスはカメラに「いまどんな光の下にいるか」を伝えます。するとカメラは全体の色を戻し、白が白く見えるように合わせます。
- オート — カメラが推測します。たいてい合い、混合光と強い色で外します。
- 白熱電球 — 家庭用電球向け。画面を冷たく下げます。
- 太陽光 — 日なた向け。
- 曇り / 日陰 — 画面を暖かく上げます。その光が青いからです。
- ケルビン — 数字を自分で決めます。下げると冷たく、上げると暖かく。
オレンジの部屋なら、電球プリセットを選ぶか、肌が肌の色に見えるまでケルビンを下げます。正解の数字はありません。合って見える数字があるだけです。
オートが失敗する場所は決まっています
オートホワイトバランスは画面全体を見て推測します。だから予測どおりに外します:
- 混合光 — 窓と電球が同じ部屋にある。唯一の正解がないので、誰も望んでいない折衷案を選びます。
- 一色が支配するとき — 赤い壁、緑の草原、青いプール。カメラは光がその色だと勘違いし、その色を打ち消します。
- 飲食店や舞台 — わざと色をつけた照明です。オートは、残したかった雰囲気をちょうど消してしまいます。
フィルターとは別物です
暖色フィルターは仕上がった写真の上にオレンジを重ねます。ホワイトバランスは写真ができる前に、カメラが何を中立とみなすかを変えます。片方は化粧、もう片方は視力です。オレンジの部屋をフィルターで直そうとすると、オレンジの上にオレンジを足すことになります。
Lensmeraはホワイトバランスをダイヤルに置き、ライブプレビューをつけました。シャッターを押す前に部屋がオレンジから中立に変わるのが見え、回している間その数字の意味を説明します。